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世界の塩生産量は2006年統計では2.54億トン/年となっている。岩塩、天日塩、せんごう塩の比率はよく分からないが、10年ほど前の統計データから推定して分類した図を示した。食用塩の中心となるせんごう塩は約10%程度である。この推定は生産量
の多い国だけで推定したため、天日塩に小規模生産が多いことから恐らく全体では天日塩比率がもう少し増えることになるだろう。
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生産の多い国と消費の多い国の上位10国を表に示したが、世界的に見ると日本の塩自給率14%は異常に低い。日本の塩の輸入量 は突出して世界一である。100万トン以上消費する国(23ヶ国)のなかで、自国消費の塩を自給していない国は、台湾(19%)と韓国(57%)だけである。10万トン代の消費国では、塩を生産しない国、例えば北欧三国、ハンガリーがある。なお旧ソ連圏の塩生産が縮小していることは確かだが、数値については統計値でバラツキが大きく信用性に欠ける。
用途別には、ソーダ工業用が約半分を占め、食用は22%である。融雪用は地域差が大きい。 |
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塩生産の多い国ベスト10 |
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2006年統計値“US Geological Survey 2007 より” |
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順位 |
国 |
生産(万トン) |
1 |
アメリカ |
4,220 |
2 |
中国 |
2,890 |
3 |
カナダ |
1,229 |
4 |
ドイツ |
1,080 |
5 |
インド |
950 |
6 |
メキシコ |
850 |
7 |
オーストラリア |
601 |
8 |
フランス |
766 |
9 |
イギリス |
670 |
10 |
ブラジル |
590 |
20 |
日本 |
140 |
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